家づくりにまつわるお金の話(2)~変動or固定?住宅ローンの金利タイプについて~

こんにちは、ヤマイチ・ユニハイムエステートの林です。

毎月の連載でお届けしている「家づくりにまつわるお金の話」。
https://yg801.jp/blog/2022/05/24/家づくりにまつわるお金の話(1)~住宅ローンを/
第2回の今日は、“住宅ローンの金利タイプ”についてです。

ご存じの方も多いかと思いますが、住宅ローンには大きく分けて固定金利と変動金利という2種類の金利タイプがあります
今日は、それぞれの特徴をご紹介いたします。

まずは、変動金利から。
変動金利とはその名の通り、借入期間中に適用される金利が変動する金利タイプです。一般的に、半年に一度、適用金利の見直しが行われます。

ただし、たとえその見直しによって適用金利が変動した場合でも、すぐさま月々の返済額が変動するわけではありません。「5年ルール」と呼ばれる規定があり、元本と利息の割合を調整することによって、月々の返済額は5年間据え置かれるのが一般的です。

変動金利のメリットは、なんといっても当初の金利が低く設定されていること
月々の返済をできるだけ抑えたいという方にオススメです。

一方の固定金利は、適用金利が変動しない金利タイプです
固定金利には、返済開始から完済まで金利が固定される「全期間固定金利」のほか、5年固定や10年固定など、一定の期間固定されるタイプもあります。

固定金利のメリットは、適用金利が変わらない安心感を得られること
対してデメリットは、金利が高めに設定されているということ。
一般的に、固定期間が長くなるほど、金利は高くなります

これから金利があがっていくんじゃないか…と不安に思われる方、毎月の返済額を動かしたくないという方には固定金利がオススメです。

金利タイプを返済途中で変更することもできるのですが、その場合には単なる金利タイプの変更ではなく、ローンの“借り換え”になってしまいます。手続きに際して保証料や手数料がかかることとなり、ローン残高が1,000万以上残っていて、あと10年返済が続くというような場合であれば、変更するメリットがあるかもしれませんし、ローン残高が少ない場合には損をすることになるかもしれません。
金利タイプの変更によって、金利差はどれくらいになるのか?など、総合的に見て判断することが大切です。

ご家庭それぞれの考え方や将来の計画によって最適な金利タイプは異なるため、くれぐれも慎重に検討されることをオススメします。私たちもご相談を承っておりますので、ぜひ一度、お気軽にご連絡くださいませ。