地鎮祭ってどんなもの?かかる費用や流れについて知っておこう!

こんにちは、ヤマイチ・ユニハイムエステートの福島です。

マイホームを検討中の方であれば、「地鎮祭」という言葉を耳にされることがあるかと思います。

地鎮祭とは、新しく建物を建築する前に、その土地の神様に対して工事の安全と、そこに暮らす家族の健康、繁栄を祈願するための儀式です。
地鎮祭の内容については地域によって異なる部分もありますが、一般的には祭壇を祀って神主様をお呼びし、お施主様と私たち建築業者の参列の上で執り行います。

地鎮祭当日のメインイベントは、「地鎮の儀」です。
まずは、当社の設計担当が「エイ、エイ、エイ」というかけ声とともに、神前につくられた盛砂の上の青草を鎌で刈る所作をします。
次が、お施主様の番です。
同じく「エイ、エイ、エイ」と発声しながら盛砂に三度、鋤(スキ)を入れます。これを、「穿初の儀(うがちぞめのぎ)」と呼びます。
最後に、現場監督が「鎮物(しずめもの)」を埋め、鍬(クワ)で上から砂をかけて終わりです。
この儀式には、神様に土地を耕す所作を見ていただくことで、ここを工事して建物を建築することを示すという意味があると言われています。

地鎮祭の手配は当社でも承っておりますし、縁のある神社に依頼されたい場合はご自身で手配いただいても構いません。
一般的には神社の方が御供物もご用意くださるため、お施主様に当日ご準備いただくのは玉串料のみとなっております。神社によって金額は異なりますが、3〜5万円が相場とお考えください。

一点、ご注意いただきたいのは実施日程です。
多くの方が大安の日、かつ土日の実施を希望されるため、予約が集中してしまうケースが多々あります。
そのため、大安の土日を希望される場合は、お早めのお申し出をおすすめいたします。

つい先日も、地鎮祭を執り行いました。
その日は非常に風が強く、物が飛んでいってしまわないかヒヤヒヤしながら参列していたのですが、神主様が「これから神様をお呼びするので頭をお下げください」といったお話をされた途端、風がピタッと止んだのです!
周囲の空気が、一変したように感じました。
そして地鎮祭が無事に終わり、「神様がお帰りになります」というタイミングでまた、風が強く吹き始めました。
私だけがそう感じていたのかと思いきや、地鎮祭が終わった後にお施主様にこのお話をすると、お施主様も同じように感じられていたとのこと。
「本当に、神様が来てくださっていたんですね!」と大変喜んでおられました。

地鎮祭の実施は任意ですが、一生に一度あるかないかの貴重な機会です。
ぜひ、ご家族みなさまでご検討いただければと思います。