上手な探し方を知って理想の家づくりを。プロが考える土地探しの“コツ”とは?

こんにちは、ヤマイチ・ユニハイムエステートの松坂です。

注文住宅を建てるには、土地が必要です。とはいえ、「さあ、土地を探しましょう!」…といっても、土地探しに慣れていて、最初からスムーズに進められる方はそう多くはないと思います。
また、マイホームを考える際、間取りやデザインに目が行きがちです。
けれど、土地選びに失敗してしまうと暮らし始めてから不満がつのり、理想のマイホームにはほど遠くなってしまうことも…。
そのような残念な結果を招かないために、土地探しの進め方やコツを事前に知っておくことが大切です。

1.土地を探す前に行うべき2つのこと

やみくもに土地探しを始めてしまうと余分な動きが増え、時間も手間も無駄に費やしてしまいます。
大切なのは、まず、自分たちがどのような土地を求めているのかを整理すること。
そうすることで、効率のいい土地探しが叶います。

・土地に求める条件の優先順位を決める
まずは、マイホームでの理想の暮らしをイメージする。そして、その暮らしを叶えるためにはどのような土地が必要か?といった視点で、土地に対する条件を考えていくことが大切です。
たとえば、「子どもがのびのびと遊べる広い庭」と「2台分の駐車スペース」。
予算内で両方の希望を実現しようと思うと、エリアや周辺環境など、他に妥協しなければならない条件がたくさん出てくるかもしれません。
本当に、どちらも必ず叶えたい条件でしょうか? もしかすると、広い庭のかわりに近所に広い公園があれば、理想の暮らしが叶うかもしれません。

「理想の暮らしのために、絶対に叶えたい条件は何か?」
「多少、妥協してもいい条件は何か?」
このような考え方で、土地に求める条件に優先順位をつけておくことをおすすめします。

・建物の予算もふまえて土地の予算を考える
土地の予算は、家づくり全体を考えて決めなければなりません。
なぜなら、建物のことを考えずに土地を決めてしまったために予算が足りなくなり、希望の家が建てられなかった、家づくりの全体の予算がふくらんで、住宅ローンの返済に苦しむことになった…というケースはよくあるからです。

無理なく返済できる「総予算」から、理想の建物を建てるために必要な「家の予算」を差し引いた金額
これが、土地にかけられる予算です。

2.土地を探す4つの方法

理想の土地がイメージでき、予算も把握できたら、いよいよ土地探しのスタートです。
土地を探す方法は大きく分けて4つ。
方法は1つに絞るのではなく、いくつか並行して進めていくことをおすすめします。

・インターネットで検索する
インターネットは、もっとも手軽に土地を探せる方法です。
メリットはなんといっても、すぐにアクションを起こせること。
ちょっとした空き時間を使って探すこともできるため、特に事前準備の段階での情報収集におすすめです。

ただし、情報の更新頻度によっては売却済みの土地も掲載されていたり、いわゆる「おとり物件」や「釣り物件」と呼ばれる物件が含まれていたりすることも。
また、土地周辺の状況まではわからないことが多いため、気になる土地があった場合には、実際に自分の目と足で確認するようにしましょう。

・自分の足で探す
ある程度、住みたいエリアが定まっている場合には、実際にその場所を訪れて、売り出し中の土地を探してみるという方法もあります。
特に「売地」などの看板は出ていなくても、気になる土地を見つけたら、不動産会社に相談してみましょう。
まだ売りには出していないものの、土地の所有者が「売れるなら売りたい」と思っているケースもあります。
デメリットは時間と手間。
効率よく進めたいと思っている人にとって、おすすめの方法とはいえないかもしれません。

・不動産会社に依頼する
不動産会社は、土地探しのプロです。
希望条件を伝えるだけで、それに見合った土地を提案してくれます。
インターネットに公開されていない情報を持っていることもあるため、自分たちだけで探すより選択肢も広がります。

デメリットとして考えられるのは、家の建築に関して詳しくない不動産会社も多いということ。
この土地に、自分たちの理想とする家が建てられるか?という問いに対して、適切な回答を出してくれるかどうかは未知数です。

・住宅会社に依頼する
当社ように、土地探しから家の施工までを一貫して請け負っている住宅会社も珍しくありません。
家づくりをワンストップで任せられるのは、大きなメリットといえるでしょう。

また、住宅会社は当然のことながら、家の建築に関する知識を持ち合わせています。
理想のプランを実現できるかどうかを確認しながら、土地購入を進められるのもメリットです。
ただし、土地探しが得意ではない住宅会社があるのも事実。
複数の住宅会社に相談しながら、比較検討してみることをおすすめします。

3.後悔しない土地探しの3つのコツ

土地探しを成功させるために、注意しておきたいことがたくさんあります。
ここでは、できる限り理想に近い土地を手に入れられるよう、最低限抑えておきたい3つのコツをご紹介します。

・建物プランをふまえて土地を選ぶ
土地探しで見落としがちなのが、「その土地に理想の家が建つかどうか?」ということです。
例えば、面積がまったく同じ土地でも、その方角や形、隣家の状況などによって、ベストな建築プランは違ってくるでしょう。

また、「建ぺい率」や「容積率」といって、敷地面積に対して建てられる家の建築面積や延べ床面積が建築基準法上で定められています。
さらに、「防火地域」や「準防火地域」に指定されている場所であれば、家の面積や階層に制限がかけられてしまいます。

そのため、気になる土地が見つかってもすぐに購入せず、理想の間取りの家が建てられるかどうかを住宅会社に確認してから最終決定することが大切です。

・周辺環境を自分の目で確かめる
土地そのものが理想通りでも、隣の家や周辺の道路、環境によって住みやすさは大きく違ってきます。
日当たりを重視して南向きの土地を購入しても、南側に大きな建物があっては元も子もありません。

スーパーやコンビニ、最寄駅、病院、学校など、暮らしに欠かせない施設がどのくらいの距離で、そこまでの経路はどのようになっているか。
実際に歩きながら、細かくチェックすることが大切です。
日中と夜間、平日と休日で状況がガラリと変わる場合もあります。
できる限り、異なる時間帯・曜日を選んで複数回見学しておくといいでしょう。

インターネットや不動産会社を通じて、ある程度の情報は収集できますが、最終決定する前には必ず現地を訪れ、自分の目で確かめることが大切です。

・70~80%条件にあえば即決する
100%理想の土地というものには、なかなか出会えません。
また、100%に近い土地は当然のことながら人気があり、すぐに売れてしまいます。
おおよそ条件にあう土地に出会えたなら、少し気になる点があっても、即決したほうがいいかもしれません。
残りの2〜30%は、建物の設計次第でカバーできたりもしますから。他の人に取られてしまう前に、できるだけ早く決断することをおすすめします。

土地探しに悩みすぎると、「結局、最初に見た土地が一番よかった…」などと、ますます決断できない泥沼にハマってしまうケースもよくあります。
即決するためには、先にお伝えした通り、絶対に譲れない条件や妥協できる条件など、優先順位をしっかりと決めておくことも大切です。

4.効率的な土地探しで家づくりを成功させよう!

多くの方にとって、家づくりは一生に一度の大イベント。
そのための土地探しは、どうしても長期戦になりがちです。
土地探しに費やす期間は半年から1年半ほどが平均といわれていますが、なかには何年も探し続け、結局断念してしまったという方も多くいらっしゃいます。

家づくりを成功させるためには、土地探しの期限を区切ることも大切です。
土地を探し続けている間に、子どもが進学して引越しにくくなってしまった…というケースもあるからです。

お伝えした土地探しのコツをふまえて、理想的な土地を見つけてください。
ヤマイチ・ハウジングでは、各地に自社所有の分譲地を多数ご用意しています。
ご希望にあった土地を提案させていただきますので、ぜひお気軽にお問合せください。