耐震だけで十分??本当に地震に強い家とは

こんにちは、ヤマイチ・ユニハイムエステートの長島です。

南海トラフ地震が今後40年以内に発生する確率は、90%程度。
これは、政府の地震調査委員会が公表した数字です。
このような巨大地震に関する報道が増えたこともあり、「地震に強い家にしたい」というお声が急増しています。

ただ、気にかけるべきなのは、巨大地震だけではありません。
日本は地震大国です。
大なり小なり、日々どこかで地震が発生しています。
たとえ震度2や3の小さな地震であっても、住宅に対する影響はゼロではありません。
地震の力が加わるたびに住宅は微妙に歪み、少しずつ、釘やネジが緩んでいきます。
そして、建物自体の揺れが徐々に大きくなっていき、いずれ限界がきて、倒壊してしまう。
これが、住宅倒壊のメカニズムです。

近年建てられた住宅であれば、1回の地震だけで倒壊することはまずありません。
熊本地震がよく例に挙げられますが、当時、震度7クラスの地震が2回発生しました。
1回目は耐えられたのに、2回目で倒壊してしまった。そんな住宅が非常に多かったのです。
これは、1回目でダメージを受けたところに、もう一度大きな力が加わってしまったことが原因と考えられています。

つまり、地震に対して強い家にしたければ、建物自体を強くするとともに、地震によるダメージを軽減することが重要なのです。
そこで必要となってくるのが、「制震」です。
制震とは、制震ダンパーなどを用いて地震の力を吸収し、建物の揺れを抑えること。日常的に発生する小さな地震のダメージから家を守り、倒壊リスクを下げることに役立ちます。

ただし 、そんな制震も“耐震”あってこそ。
耐震性能をしっかり備えた上に制震装置を付加することで、本当の意味での地震に強い家が完成します。

また、「免震」という言葉を聞かれたことがあるかもしれません。
免震とは、地盤と建物の間に免震装置を設置し、地盤と建物を絶縁することによって地震の揺れを直接建物に伝わらないようにする技術のこと。大きな地震に対してとても有効な技術ですが、費用が高いことがネックとなっており、採用されている戸建住宅は数少ないのが現状です。

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